弱い存在感

TKLM90とシーバス シーバス

春になり鱸の本能が程良く得られる日が多くなってきたので、釣りの方が忙しくなってきた。この時期はメバルも行きたくなるし、渓流も気になる。
4月後半から5月になるとパタっと反応が薄くなってしまい、苦戦しがちになるホームリバーを目の前に、それまで行ける時は川へ行かなきゃという気持ちが芽生え、仕事後の疲れた体に鞭を打ち、川へいそいそと向かう。

ホームリバーのベイトフィッシュは、気温上昇と共に日に日に多くなりつつある感じがする。ボイルとまではいかないものの、明暗部ではベイトフィッシュが暗部を嫌がる気配があり、シーバスが待ち構えいる事を想像しながら観察する。

程よいサイズのイナッコは少なく、付近を観察して目視で確認出来たのは小さいサイズのみ。マイクロよりは少し大きいものの、それでも5センチ程。大きいベイトフィッシュではない。
この付近に居る多くのベイトフィッシュはマイクロっぽいのかな、と思いつつも、こちらの手口としてはいつも通りに12センチからスタート。やる気があれば、ほぼ一投目だし、そうでなければイージーモードからハードモードに切り替わる。というか、大体は後者で、けして簡単ではない。

エリア10とシーバス

冬の残り具合がある時期だと、大型のルアーにもバイトしてくるが、温かくなるとそんな優しさは何処吹く風。大き目のルアーから徐々にサイズを下げていき、TKLM90くらいで食ってくれれば、こちらとしてはやり易い。ホームリバーは流れが早いので、流れに乗られると厄介だし、小さいルアーにしてフックサイズが小さければ大体曲がる。

それでも食わな買った時にそんな日もあるだろうと、予め用意していたエリア10を使ってみた日があった。
数投目、結果が直ぐに出てしまい、やっぱりそれなのか感が否めなかった。
エリア10はバチ抜け時に使用する事が多いが、針が小さいのでシーバスとのファイトで無理できない。
最悪バレてもしょうがないと思いつつ、力を入れずにシーバスを寄せ、ドラグを緩めにゆっくりファイトした。

エリア10

幸い無事キャッチしたものの、案の定エリア10の小さな針は伸びていた。散々この手あの手でキャストを繰り返し食わせきれず、最終的にヒットしたのはエリア10。やはりこの時期は弱い餌が好きなのかな、といった印象。バチ抜けの印象が強いエリア10だけれども、こういった春先の弱い餌が好きであろう時期にはとても重宝する。弱目のルアーとして、フローティング、水面直下をゆらゆらと誘えるルアーは限られている。

ルアー

ホームリバーは比較的浅い川なので、この時期はそういった弱めゆらゆら系がお好きなのかもしれない。
今年の5月、ホームリバーのシーバスから反応が薄くなる時は、弱めゆらゆらなルアーを連れてやってみようと思う。改めてエリア10は凄い。

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